小動物用バッグ

小動物移動用バッグ
近年、大雨や地震などの天災が年を追うごとに頻発している気がします。
ペットを飼っている方は、いざという時はペットも連れて避難しようと決めているのは私だけではないと思います。

犬や猫などのメジャーなペットはお出かけ用グッズが簡単に入手可能ですが、カエルやトカゲ、ヘビや昆虫などの小動物用バッグが市販されているのはあまり見たことがありません。
プラケースにボストンバッグでも代わりにはなりますが、衝撃で外れやすいフタだったり、薄いプラケースだと不意にぶつけた時に割れたりと、もし避難先で逃がしてしまった時に犬や猫なら「あら、ワン(ニャン)ちゃん」などと好意的な扱いを受けられる可能性はありますが、トカゲ、ヘビ、奇蟲(きちゅう)等が逃げたばあい苦手な人に見つかったら悲鳴をあげられる危険性もあります。
前置きが長くなりましたが、決して万受けしないペットを飼っている飼い主も、大事なペットと一緒に安心して避難できて周りの人にも迷惑をかけにくい小動物移動用の製品も、もう少しあって良いのではと思い、試しに自分の分を作りました。

外側に使用するバッグ

小動物の移動時に使用するバッグは、手で持って運ぶと片手が完全にふさがってしまい、動きに制限が出るので肩掛けかリュックタイプが良いと思います。
テスト用に購入したのは、ネットショップで見つけた15L入るアウトドア保冷バッグです。
2,600円で送料無料でしたが、購入後ほぼ同じ物が1,958円でホームセンターで売っているのを発見しました。

ホームセンターコーナンの保冷バッグWEBサイト

無印良品の保冷バッグコーナー


保冷バッグに限定すると、ホームセンターや無印良品に使用出来そう製品がいくつかありました。
他にも、飼育しているペットのケースが丁度良く入り使用できる市販のバッグは色々あると思いますので、飼育ケースの外寸サイズがバッグの内寸に入るかを確かめてから購入する事をおすすめいたします。
※また、生き物用に使用バッグを購入する時は、通気用の穴があるかを確認し、無い場合はバッグの上面を開放したりして、中の生き物が充分に呼吸が出来る状態になっているかを必ず確認しましょう。
保冷バッグ以外のバッグも調べましたが、カメラ機材用やアウトドア用も使えそうな感じのバッグを結構見かけました。

アクリルキャスト製インナーボックス

市販のアウターバッグ
市販のアウターバッグは飼育しているペットのサイズに応じて無理のない大きさで、飼い主も携帯して移動しやすい物を選びましょう。

重合接着インナーボックス
耐久性、堅牢性に優れるキャスト板重合接着ボックスなので、一度作ってしまえば長期間に渡りいざという時の備えになります。



参考画像のインナーボックス仕様 外寸 幅25奥行20高さ20cm 板厚オール8mmボックスのみの重量 約2㎏
重いかな?とは思いますが、「生き物を入れての」移動というのが前提ですと、ある程度の重さがあった方が歩行時に安定します。

引越しなどの長時間移動や避難用に適した機能

ペットボトルの水
飲料用以外にも必須の「水」

有孔ボードの床板
見本はMDF板等で補強していますが、発砲板やウレタン板などで耐衝撃補強なども可能

冬季は使い捨てカイロ
冬季は使い捨てカイロで温度保持


通気性を考慮した蓋
あまり見かけないクリア板の通気口付き蓋

ステン製の丁番をばね座金とナットで固定
丁番で蓋と本体が一体型になっているので紛失の心配なし

生体が窒息しない様に注意
穴などを開け通気口を作るか、応急の場合は少し開いて換気がきく状態で使用

実用性について

実際に屋外で携帯して歩いてみたところ、

移動中はなるべく揺らさないように
歩行時は忍び足が基本

確認出来ます
道中、時おり確認ましょう

インナーボックスのみ販売する場合

アウターには使いたいバッグがあるのでインナーボックスだけ欲しいという場合は気軽にご相談ください。

インナーボックスの価格はステンレス丁番で開閉するクリア通気口フタ付きで45㎤までのサイズで¥30,000~になりますが、通気孔付きのフタを塩ビのパンチングボードに変えますと少し価格を抑えて作れます。その他の詳細は気軽にお問い合わせください。

インナーボックス



押し出しアクリル板でも製作可能です。その場合45㎤サイズで¥15,000~になります。
キャスト板との違いは経年劣化に対する強度です。

言ってしまえば不用品

これの非常用としての出番は無いに越したことはありません。
それでも「可能な限り備えておきたい」という方。また「引越し時や、ちょっと出かける時でも手堅く生きたい。人生送りバントで」という、生き物に対して私と同じ考えの方、問い合わせお待ちしております。

ぶんじろう

戻りますよ