金魚すくいの前に
金魚すくいに行く前にごらんいただけますと幸いです
金魚すくいですくわれた金魚は、トロ船(桶)を汚さないように、餌もあまり与えられない事が多く、さらにポイ(金魚すくいの器)で追いかけ回され弱り切った状態の事が多いです。
お祭りなどのイベントで金魚をすくったあとは、夜店を見て回ったりゆっくりしているヒマはありません。
急いで帰宅し、これからの金魚との生活にそなえましょう。
では、すくった金魚たちの健康と長寿を願います。
金魚すくいのあとに
ホームセンター等でどんな飼育用品を買おうか迷っている人を見かけますが、とりあえず家に置けるサイズでなるべく大きい水槽やタライをえらびましょう。そしてブクブク(エアレーション)は絶対に必要です。底砂は「いる」「いらない」の2択なら「いらない」です。
最低限必要なのは「水がたくさん入る器」と「ブクブク」です。
家庭用の浄水器を通した水なら塩素は除去出来ているはずなのでそのまま使用出来ると思いますが、浄水器を通さない水道水を使用する場合はカルキ抜きも買っておきましょう。
ダイソーなど100円ショップの物で問題ありません→カルキ抜き
都内近郊の水槽セットが売っている店
大型のホームセンターなら、ほぼ飼育セットが置いてあります。しかし店舗の規模により飼育セットが無い店舗も有りひとまとめには言えません。
他の用事で行った時に確認しておきましょう。
以下、都内近郊で水槽セットが売っていそうな地図になります。
お住まい近くの店舗をご確認ください。
Googleの表記通りに営業していない事があるので、事前に電話確認してから行った方が良いです。
江東区のビバホーム。ホームセンター内のアクアショップは本店が目黒区のプロショップ「H2」さんなので頼りになると思います。→「H2豊洲店」
とりあえずコレで大丈夫なセット
ホームセンターで売っている商品はどのメーカーでもだいたい以下のセットです
どれも必要最低限の物が入っているので、とりあえず金魚を飼いたいという方に最適です。
価格は店頭実売1,800円前後。上記メーカー以外の商品でも中身は大して変わらないので店に置いてある商品の中から好みで選ぶと良いと思います。
これがあれば1週間は何とかなる
「イベント帰りに水槽みたいなかさ張る物を持って電車やバスに乗ったら周りに迷惑だろ、少し考えろ」というご意見。ごもっともです。
そこで、コレさえあれば何とかなるというのが以下のブクブクセットです。最低限必要な物は次の3点。
水槽orバケツ、カルキ抜き、エアポンプ。とりあえず差し当たっては何とかなります。
以上のエアレーションセットは大体の熱帯魚屋かホームセンターには売ってます。実売は1,000円程度です。
基本はポンプ、チューブ、ストーンの3点セットですが、メーカーによりオマケが付く事があります。
水槽は100円ショップで売っているバケツやプラスチックケースで代用、水道の塩素を抜くカルキ抜きは、水道水をバケツやプラケースに溜めたら泡立つ勢いで水を30分もかき回せば塩素はほぼ飛びます。これで数日は金魚飼育が可能になります。
後日、好みや予算により水槽、その他の飼育用品を購入しましょう。
ポンプの音が苦手なかたに
金魚を家に連れ帰り数日がたち落ち着いて来ると「寝てる時に音がうるさい」と思うかたもいると思います。そんな時は以下の製品がおすすめです。
他メーカーより高めの価格ですが間違いなく音は静かです。個人的に小型水槽のエアレーション用のポンプはこれ一択です。
エアチューブについて
エアチューブだけ買いに来たけど、太さ何ミリのチューブを買えばいいんだ?という時は内径4外径6mmのチューブがアクア用品では大半を占めるので、内径4mmのチューブを買えば大体のポンプには適合すると思います。合わなかったら済みません。
とりあえずこれをやって下さい
- 1 急いで帰宅する(マッハで)
- 2 水を入れる容器(バケツでも水槽でも可)を水道水で洗う。※ウソっこの水草や底砂もこの時いっしょに
- 3 カルキ抜きを使い水槽(またはバケツ)に水道水をためる(無ければ水が泡立つ勢いで30分気合いでかき回す)
- 4 水を溜めた水槽に金魚が入っている袋を浮かべ小一時間待つ
※口が開いている巾着袋の場合は容器のフチに引っかけてちょっと待つ - 5 金魚が入っている袋に容器にためておいた水をコップなどで少しづつ入れる
- 6 水を入れながら金魚のようすを見る。※元気かどうか、おどろいてないか
- 7 金魚を容器にはなす。※その後、最低1時間はようすを見る
熱帯魚屋がイベントでやっている金魚たちは状態が良いこともあり、そこまで心配しなくて良いことも多いので、イベント会場などで店員さんに聞いておきましょう。
金魚の状態にもよりますが、不安なかたは軽く病気予防の塩浴をしておくのも手です。
導入翌日以降に準備した方が良い物
金魚を飼い始めると最低限の備品では物足りず、色々そろえたくなると思います。専門店にはさまざまな飼育用品が売っていますが、よほど変な物を買わない限りは好みなので、予算に合う好きな飼育用品を購入しましょう。
飼育していく上で、最低限これを持っていると良い物は以下になります。
- カルキ抜き(粘膜保護などの成分入りは不要。普通のカルキ抜きで充分)
- 水替え用ホース(間違って金魚を吸い込まないように注意)
- 水温計(特に真夏と真冬は必須。誤差を考慮し複数持ちがおすすめ)
- 水替えの時に使用するバケツ(あると便利。100均の8リットル位入る物で大丈夫)
あとアミがあればゴミや糞をすくったりも出来て便利です。
以上で当店からの説明は終わりです。金魚の状態によって調子を上げる方法はことなるので、飼い始めてしばらくの間(2週間位)は、なるべく詳しく観察しましょう。