自由帳2

見つけた人は見なかった事にして下さい。

ティンブクトゥ、P・オースター(著)柴田元幸(訳)

新潮社の紹介より
ミスター・ボーンズは犬だ。だが彼は知っていた。主人のウィリーの命が長くないことを。彼と別れてしまえば自分は独りぼっちになることを。世界からウィリーを引き算したら、なにが残るというのだろう?放浪の詩人を飼い主に持つ犬の視点から描かれる思い出の日々、捜し物の旅、新たな出会い、別れ。詩人の言う「ティンブクトゥ」とは何なのか?名手が紡ぐ、犬と飼い主の最高の物語。


紀伊国屋では売り切れみたいですが古本屋なら300円位で買えると思います。動物好きの方にお勧め。
春の余暇に是非→
紀伊國屋書店


このティンブクトゥという本の著者、P・オースターを知ったのは私が20代の頃、映画館で「スモーク」を観た時に、映画の原作者だと知ったのが最初になります。「人生の本当に大事な処は、煙草の煙の様に儚い」というのがキャッチコピーだったと記憶していますが、映画もそんな感じの結末で、映画館を出た後に清々しい気分で一服つけたのが記憶に残っています。

本を読んで面白いと思った方は、映画「スモーク」もお勧めです。
ハーヴェイ・カイテルが、しがない煙草屋の恰好良いオッサン役で出てます。



ここを見つけた方は、ファミコンのドラクエなんかをやっていた頃に、村の裏に有る井戸とか墓石に向かってAボタンを連打するタイプだと思いますが、残念ながらここには他に特に何もありません。
「嘘をつくな、本当は何か有るだろう」とカチカチやっても本当に無いので時間の無駄になりますから止めた方が良いです。